「めぐろ診断士会」は、NPO法人 目黒中小企業診断士会の略称です。

活動紹介

平成最後の新年視察会~武蔵小山商店街PALM~

1月12日土曜日、当日の天気は曇り一時小雨が降る日でした。過去50年間では20番目に暖かな気温でしたが、風がありましたので、体感気温としてはいつもより寒く感じました。私は、商店街を見て歩くのが好きなので、初めて訪れる武蔵小山商店街を楽しみにしていました。集合時間はお昼すぎの14時30分でしたので昼食を商店街近くの「もち豚とんかつ たいよう」さんで食してから、視察会に参加しました。

本日の講師であります、武蔵小山商店街振興組合事務長の尾村様によると、商店街は日本一の長さを誇り、1947年に創立した商店街は2017年に創立70週年を迎えています。商店街独自のポイントカードは1993年に開始、1995年に会員10万人達成、2011年に25万人達成、現在の累計会員数は28万人となっています。

当商店街の事務所を中心とした人口を「jSTAT MAP」で調べると、徒歩(時速4キロでの到達圏)5分圏人口4,593人、徒歩10分圏人口23,768人、徒歩20分圏人口98,370人となっています。これを他の商店街、中目黒銀座商店街に比較してみますと徒歩5分圏人口2,592人、徒歩10分圏人口15,576人、徒歩20分圏人口66,106人となっています。住民が商店街の近くで生活しています。数字の通り当商店街は商店街を外れるとすぐに民家が見られました。地域の住人が商店街に親しみを抱いているように感じられるデータです。駅近くには建設中のマンションがあり、これからも住人が増え続けるようにみられます。

また当商店街は中小企業庁による「がんばる商店街77選」の初回選定商店街です。(にぎわいあふれる商店街)これといって大型店は無く、交通の要所でも無いのに、にぎわいがあるのは、商店街関係者の方々の努力が大きいと思います。

近年のインバウンドへの対応では「指さしシート」を作り、全加盟店に配布しているそうです。考えられる課題に堅実な方法で取り組みをしている印象です。

尾村様よりご説明を受けた後、各々商店街を見学しました。体感温度が低く感じられるにもかかわらず、多くの人出があり、商店街は賑わっていました。店舗の種類ではドラッグストアチェーンが多いと感じました。また、各々の店舗で初春を意識した店頭づくりをされていました。空き店舗はシャッターが下りることなく期間限定の店舗として活用されていました。

26号線の信号向こうは、商店街のにぎわいの恩恵を受けていない地区に見受けられます。東京を離れ、地方に行くとよく見られる光景です。同じく信号向こう、商店街の近くにはヒカリエにも出店されている「nemo」さんというクラシカルなインテリアが素敵な喫茶店があります。「たいよう」さんも、建設中のマンションの前のイタリアン、「ラ・トリプレッタ」さんも、そして「nemo」さんもネット口コミサイトで高評価を得ている商店街の近くにあるお店です。

商店街を一通り視察した後、自分達は「オオゼキ」、「鳥勇(本店及び駅前店)」「王様といちご」へ寄りました。「鳥勇」さんは立ち飲みのお店ではあるのですが、千ベロ(立ち飲み居酒屋)的な退廃感はありません。老若男女利用している印象です。オオゼキさんは、チェーンストアですが、自分の近くにある碑文谷のお店と比較すると市場然とした印象があります。「王様といちご」さんはカジュアルなルノアールといった雰囲気で、ゆっくり歓談できそうなカフェです。大きなパフェが名物のようです。納塚さんが普通の大きさのパフェに挑戦しておりましたが、普通といっても高野フルーツパーラーさんのダブルショートケーキ級のボリュームがありました。

私はそのあと所用があり、残念ながら日本海目黒店での新年会には参加できませんでした。次回は参加させていただきたいです。

平成最後の新年視察会

 PALM会議室での集合写真 

本年もよろしくお願いいたします。

(高原 正夫)

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