「めぐろ診断士会」は、NPO法人 目黒中小企業診断士会の略称です。

活動紹介

2012年度春季研修会

NPO法人 目黒中小企業診断士会では任意団体として発足した平成15年より、メンバーのスキルアップを目的として、毎年春季と秋季に研修会を開催しております。

東京都中小企業診断士協会の小黒副会長今回は東京都中小企業診断士協会の小黒副会長を講師にお迎えし、「稼げる診断士の秘訣」と言うテーマでご講演いただきました。

先生は平成9年に独立開業され現在まで約200社のコンサルティングをされてきました。本講演は先生のプロコンとしての貴重なノウハウを余すところなく開示いただけるものでした。

先生はメーカーに長らく勤務され、その後販売子会社の社長を歴任されました。社長時代は親会社からの支援を一切断って、経理から人事・労務まですべてご自身で処理されました。その後独立開業されるのですが、この時の経験が診断士としてのコンサルティング活動に大変役にたったと言うことです。

春季研修会の様子講演内容は、経歴書の作り方、士業界における中小企業診断士の立場、中小企業診断士に必要な能力、中小企業診断士の営業方法、得意分野の作り方など多岐にわたりました。

特に参考になったのは、独立開業直後の営業方法で、診断先の候補として50社の見込み客リストを作成するというものです。その50社に常に情報発信をしてつながりを持っておくことが、将来の仕事の受注につながります。

先生の場合は民間の仕事と公的な仕事の割合は半々ということですが、公的な仕事は登録しておかないと引き受けることができません。現状で「できる・できない」は二の次として、まずは何でも登録しておき、仕事が来たら全力で立ち向かいなさい、と強調されておりました。

最後に「7.5.3の法則」についてご説明がありました。この法則は転職する都度、年収が7割、5割、3割と減額されていく、というものですが、先生はこれをプロコンの収入にあてはめました。独立した初年度はそれまでの給料の3割、2年目は5割、3年目で7割位を考えておいた方が良い、とのことです。したがってある程度の蓄えがないと苦労することになります。

小黒副会長とめぐろ診断士会メンバー最後に、参加者との活発な質疑応答が行われ、紙面では披露できにくい特別なノウハウも多々ご紹介いただいた、大変有意義な研修会でした。

(めぐろ診断士会 箭内 勝則)

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